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船橋,コアラ,ユーカリ
2009年5月開院。2016年4月に医療法人社団 茉悠乃会を設立しました。
皮膚科、形成外科、美容皮膚科、がんの統合医療で、地域医療に貢献しています。
飲食店やエステとコラボして、食べ物で美と健康を目指しています。
毎月発行まいふなのFunacoでは、Drこあらーがわかりやすい医療情報を提供しています。
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アトピー性皮膚炎

 皮膚のバリア機能が低下し、乾燥しやすく、刺激に弱い敏感肌の状態があり、かゆみのある湿疹がよくなったり、悪くなったりを繰り返す病態で、アトピー素因といって、IgE抗体を産生しやすい体質があります。

総合的なケアで一緒にがんばりましょう

 治療の基本は何かと尋ねられれば、私は食事です、とお答えしています。

 免疫系の機能を改善すること、すなわち、体質を改善するためには、とくに細胞の膜を形成する必須脂肪酸 オメガ3、6、9脂肪酸の質と量をよく考えて、食べ物を選ばなければなりません。トランス脂肪酸が入っている高温で揚げたポテトチップスや唐揚げ、ショートニングを使っている食パンやマーガリンは要注意です。

 また、腸内環境が免疫に関係しているので、乳酸菌を多めに摂ることをお勧めしています。小学生の時に義務的に飲まされている牛乳は慢性アレルギーの原因になっていますので、牛乳を含め乳製品は控えていただいています。

 忘れがちですが、外界の4大微生物 細菌、かび、ウイルス、ダニに対策を取りましょう。
 とくに布団にはダニが増えていますので、掃除機でゆっくり吸うことが有効です。

 皮膚科学会のガイドラインによれば、主な治療としては、いろいろな強さのステロイド軟膏をタイミングよく使用することや、タクロリムス(プロトピック)軟膏に変更することで、ステロイドを減量し、保湿クリームとの併用で上手にコントロールできる状態に誘導できるとあります。

 しかし、長年のステロイドの使用で、いつの間にか白癬や細菌感染に置き換わっていることがありますので、定期的な顕微鏡チェックにより、適切な軟膏を選択する必要があります。ときには抗真菌剤で症状が劇的に改善することもありますので、定期的な受診をお勧めします。また、ウイルス感染によるいぼの合併も認められます。